GPT Image 2 と Nano Banana Pro はどっちを使うべき?日本語テキストと1枚あたりコストで比較

Amy Miracle

Amy Miracle
入稿は明日の朝。LP のメインビジュアルに「初回限定 30%OFF」と入れたはずが、書き出された画像には「初回限走 30%OFF」。プロンプトを 5 回書き直しても、崩れる文字が毎回ちがう場所に移動するだけ——日本語で画像生成をしていると、ほぼ全員がここで足止めを食らいます。
そして次に出てくる疑問が「GPT Image 2 と Nano Banana Pro、結局どっちに課金すればいいのか」です。
まず名称を整理しておきます。ChatGPT の画面に出てくる ChatGPT Image 2、記事や SNS でよく見る GPT Image 2.0 や ChatGPT Images 2.0、API ドキュメントのモデル ID gpt-image-2 は、すべて同じモデルを指します。本記事では GPT Image 2 に統一して表記します。
| こういう人 | 選ぶべきモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 画像内に日本語の文字を入れたい | GPT Image 2 | 文字精度の報告が安定。1K なら 3 クレジットで試行回数を稼げる |
| 4K 出力や複数参照画像でのキャラ同一性が要る | Nano Banana Pro | ネイティブ高解像度と多画像編集が強い |
| どちらか決めきれない | 両方を同じプロンプトで 1 回ずつ回す | 判断材料は 2 枚の画像で足ります |
本記事は 2026 年 9 月時点の公開情報と、当サイト上の実際のクレジット設定にもとづいています。モデルの挙動も各社の料金も動きが速い領域なので、日付を意識して読んでください。
主観的な採点はしません。検証できる軸だけを並べます。
| 項目 | GPT Image 2(OpenAI) | Nano Banana Pro(Google) |
|---|---|---|
| ネイティブ最大解像度 | 2K(API 経由で 4K まで拡張可) | 4K ネイティブ |
| 画像内テキスト | 高密度なレイアウトや小さい文字に強いという報告が多い | 旧 Nano Banana から大幅改善、縦書きにも対応 |
| 複数参照画像の編集 | 対応するが、一貫性維持は苦手とされる場面あり | 複数画像の合成・キャラ同一性維持が得意 |
| 生成速度(第三者検証) | 平均 55.6 秒 | 平均 28.4 秒 |
| 生成透かし | 可視ロゴなし | Gemini 経由では可視ロゴ+不可視の SynthID |
| makifyai のクレジット | 1K:3 / 2K:5 / 4K:8 | 1K:8 / 2K:10 / 4K:14 |
生成速度の数値は、同一プロンプトでスライド画像を比較した Zenn の検証記事(ソフトバンク)の測定値です。同記事では API 実行コストも GPT Image 2 が 1 枚 $0.067、Nano Banana Pro が $0.138 と約 2 倍の開きが報告されています。ただし 6 項目グリッドのような高密度プロンプトでは GPT Image 2 側が 97.4 秒・$0.1659 まで跳ね上がっており、速度もコストも入力の複雑さで逆転しうる点は押さえておいてください。
英語のアルファベットは大文字小文字を合わせて 52 種類、しかも 1 文字あたりのストローク数はせいぜい 3〜4 本です。対して日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字という 3 つの字種が同じ文中に混ざり、常用漢字だけで 2,136 字あります。「鬱」のように 29 画ある文字を、64×64 ピクセル程度の領域に潰して描けと言われている状態です。
さらに厄介なのが、漢字が部首の組み合わせで意味を変える構造を持つことです。画像生成モデルはピクセル空間で「それらしい形」を描いているので、部首の位置関係が少しずれるだけで別の字になります。英語なら l と I を取り違えても文脈で読めますが、日本語では読めません。
学習データの偏りも効いています。Web 上の「文字が写り込んだ画像」は英語圏のものが圧倒的多数で、日本語の看板・パッケージ・スライドは少数派です。日本語は「サンプルが少ないうえに 1 文字あたりの難易度が高い」という二重苦になっています。
公開情報を整理すると、GPT Image 2 は UI ラベル・看板・短い多言語テキストで文字レベルの精度が高いという評価が多く、日本語テキストでも優位という報告が目立ちます。一方 Nano Banana Pro も、旧 Nano Banana で頻発していた文字化けが大きく改善され、ひらがな・カタカナ・漢字の混在や日本語特有の縦書きに対応しています。「Nano Banana Pro は日本語がダメ」という 1 年前の情報を引きずった記事が多いので、そこは更新してください。
現実的な差は精度そのものより試行回数に出ます。当サイトなら GPT Image 2(1K)は 3 クレジット、Nano Banana Pro(1K)は 8 クレジット。同じ 24 クレジットで前者は 8 回、後者は 3 回しか回せません。文字入り画像は「当たりが出るまで回す」作業なので、この差は体感でかなり効きます。
他人のベンチマークより、あなたの案件のフォント感と文字数で試したほうが早いです。
日本語のポスター。中央に大きく「新春初売り 1月2日から」、下部に小さく「※一部対象外商品がございます」。余白の多いミニマルなデザイン。6 ケース × 2 モデル × 3 回 = 36 回。GPT Image 2(1K)18 回で 54 クレジット、Nano Banana Pro(1K)18 回で 144 クレジット、合計 198 クレジット。Standard プラン 1 か月分(300 クレジット)に収まります。
どうしても文字が決まらないときは、背景だけ生成して文字は Figma や Illustrator で乗せるのが確実です。既存画像の文字を消すなら画像内テキスト除去ツール(1K:3 クレジット)が使えます。
ここは正直に書きます。Nano Banana Pro のほうが強い領域です。
Nano Banana Pro はネイティブで 4K を出力します。GPT Image 2 はネイティブ 2K で、4K は API 側のアップスケールを経由する構成です。印刷物や大判キービジュアルのように最初から高解像度で構図を組み立てたい用途では前者が有利です。
複数画像を参照した編集——「同じキャラクターで表情違いを 5 パターン」「商品写真 A の背景を写真 B の空間に差し替え」といった作業でも、Nano Banana Pro の構図制御と同一性維持が明確に効きます。Gemini エコシステムとの統合も、Google Workspace を業務で使う会社なら実務上のメリットです。
一方 GPT Image 2 は写実性と「1 枚の絵としての完成度」で評価されており、少ない試行で提出レベルの 1 枚を出したいときに向きます。サイズだけ足りない場合は、AI 画像アップスケーラー(1K:5 / 2K:10 / 4K:20 / 8K:40 クレジット)で後追いする手もあります。
当サイトの Standard プランは月額 $29.90 で 300 クレジット。1 クレジットあたり約 $0.0997 なので、1 枚あたりのコストは次のとおりです。
| モデル・解像度 | クレジット | 月額 Standard での 1 枚単価 | 年額 Standard での 1 枚単価 |
|---|---|---|---|
| GPT Image 2(1K) | 3 | 約 $0.30 | 約 $0.15 |
| GPT Image 2(2K) | 5 | 約 $0.50 | 約 $0.25 |
| GPT Image 2(4K) | 8 | 約 $0.80 | 約 $0.40 |
| Nano Banana Pro(1K) | 8 | 約 $0.80 | 約 $0.40 |
| Nano Banana Pro(2K) | 10 | 約 $1.00 | 約 $0.50 |
| Nano Banana Pro(4K) | 14 | 約 $1.40 | 約 $0.70 |
年額 Standard は月あたり $19.90 で 400 クレジットになるため、単価はおよそ半分です。詳細は料金プランのページを確認してください。買い切りのクレジットパックは $9.90/80 クレジットから、有効期限なし。月によって制作量が変わるフリーランスの方は、こちらのほうが無駄が出ません。
Nano Banana Pro には Google AI Pro 以上のプランが必要で、日本語圏のメディアでは月額 2,900 円からと案内されています(下位の Google AI Plus は月 1,200 円からですが Nano Banana Pro は使えないという報告があります)。ChatGPT Plus は 2026 年から円建てになり、日本では月額 3,000 円とされています(ChatGPT の画面上では ChatGPT Image 2 として提供されます)。
つまり両方を公式ルートで使うと月におよそ 5,900 円。 当サイトの Standard は $29.90(1 ドル 150 円前後で換算すればおよそ 4,500 円前後ですが、為替は変動するので執筆時点のレートによる概算です)で、両モデルを 1 契約から切り替えられます。
ただし正直に言うと、枚数を大量に回す人は公式サブスクのほうが安く済む場合があります。 ChatGPT Plus は 3 時間ごとに最大 50 枚といった枠が案内されており、月に数百枚作るなら単価はそちらが下です。当サイトが有利なのは、(1)2 社に別々に課金したくない、(2)同じプロンプトで両モデルを即座に比較したい、(3)商用ライセンスと透かしなしが要る、(4)使う月と使わない月の差が大きい——このいずれかのケースです。
当サイトには毎日のチェックインがあり、7 日周期で週合計 30 クレジットが貯まります。GPT Image 2(1K)で約 10 枚、Nano Banana Pro(1K)で約 3 枚に相当します。前掲の 6 ケース検証を最小構成(各 1 回、GPT Image 2 のみ)でやるなら、無料枠だけで回せます。
公式ルートについては、Gemini の無料プランでは Nano Banana Pro が使えず下位モデルのみ、という報告が一般的です。「無料で Nano Banana Pro を試したい」に対しては、公式には道がないというのが 2026 年 9 月時点の答えです。
| シーン | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| Web 広告バナー(文字あり) | GPT Image 2(1K・3cr) | 文字の当たりを引くまで回す前提。単価が安いほど有利 |
| LP のメインビジュアル | Nano Banana Pro(2K/4K) | 大きく表示される。解像度と構図制御が効く |
| note・X のアイキャッチ | GPT Image 2(1K) | 表示サイズが小さく 1K で十分。量を作れることが正義 |
| EC の商品画像 | Nano Banana Pro | 商品写真を参照画像として渡し、背景やシーンを差し替える用途に強い |
| 同人・イラスト用途 | Nano Banana Pro | キャラクターの同一性維持が要る連作に向く |
| 社内資料・スライド | GPT Image 2 | 情報密度の高いレイアウトで安定という検証報告がある |
| ブランドの世界観づくり(探索フェーズ) | Nano Banana Pro | 生成が約 2 倍速く、候補を多く出す段階に向く |
迷ったら「文字が主役かどうか」で切ってください。文字が主役なら GPT Image 2、絵が主役で編集を重ねるなら Nano Banana Pro。これがいちばん外しにくい判断軸です。
OpenAI の利用規約では、生成物(Output)の所有権はユーザーに帰属し、コンテンツポリシーの範囲内で商用利用が可能とされています。Gemini 経由で生成した画像には、AI 生成物であることを示す可視ロゴと、編集後も残る不可視の電子透かし SynthID が埋め込まれます。納品物ではこの可視ロゴが実務上のネックになります。
当サイトでは、商用ライセンスとウォーターマーク除去は Standard プラン以上に含まれます。クライアント案件で使う予定があるなら Basic ではなく Standard 以上を選んでください。
日本の著作権の扱いについては、文化庁がAI と著作権に関する考え方を公表しています。要点は、学習段階と生成・利用段階を分けて考えること、生成・利用段階には通常どおり著作権法が適用されること、AI 生成物に著作権が認められるかは「創作意図」と「創作的寄与」の有無で判断されるとされている点です。既存作品に似た画像を出力すれば、AI を使ったかどうかに関係なく侵害になり得ます。
これは一般的な情報の整理であって法的助言ではありません。判断が必要な案件では必ず弁護士など専門家に確認してください。
比較記事を読み比べるより、自分の案件のプロンプトで 2 枚出したほうが早く決まります。
合計 11 クレジット。毎日のチェックインで貯まる週 30 クレジットの範囲で完結します。プロンプトの型はプロンプトライブラリから近いものを探して差し替えるのが手早いです。
Q. ChatGPT Image 2、GPT Image 2.0、gpt-image-2 は別のモデルですか?
すべて同じモデルです。OpenAI の正式名称が GPT Image 2、API のモデル ID が gpt-image-2、ChatGPT の画面上の表示が ChatGPT Image 2 で、日本語圏では GPT Image 2.0 や ChatGPT Images 2.0、ChatGPT image 2.0 という書かれ方も見かけます。どの表記で検索しても行き着く先は同じで、GPT Image 2 のツールページのクレジット消費も共通です。
Q. GPT Image 2 と Nano Banana Pro の違いを一言でいうと?
GPT Image 2 は「1 枚の完成度」と画像内テキスト、Nano Banana Pro は「4K 出力」と複数画像を使った編集の一貫性が強みです。文字が主役なら前者、絵と編集が主役なら後者です。
Q. Nano Banana Pro の料金はいくらですか?
公式ルートでは Google AI Pro 以上のプラン(日本では月額 2,900 円からと案内されています)が必要です。当サイトでは 1K で 8 クレジット、4K で 14 クレジットの従量制で、料金プランは月額 $11.90 の Basic から選べます。
Q. AI 画像生成で日本語テキストが崩れるのを完全に防げますか?
完全には防げません。文字数を短く、フォントサイズを大きく、配置をシンプルにすると成功率が上がります。確実性が必要な納品物では、背景だけを生成してテキストはデザインツールで乗せるのが現実的です。
Q. どちらが商用利用できますか?
両方とも各社の規約の範囲内で商用利用が可能です。当サイトでは Standard プラン以上に商用ライセンスとウォーターマーク除去が含まれます。個別の案件については専門家にご確認ください。
Q. 無料枠でそれぞれ何枚くらい作れますか?
当サイトの毎日チェックインで週 30 クレジットが貯まり、GPT Image 2(1K)で約 10 枚、Nano Banana Pro(1K)で約 3 枚です。Gemini の無料プランでは Nano Banana Pro 自体が使えないという報告が一般的です。
Q. 4K で出力するならどちらですか?
Nano Banana Pro がネイティブ 4K に対応しています。GPT Image 2 はネイティブ 2K で、4K はアップスケールを経由します。印刷や大判ビジュアルなら Nano Banana Pro が無難です。
Q. 両方を試すのに月いくらかかりますか?
公式ルートで両方契約すると月におよそ 5,900 円です。当サイトなら Standard プラン $29.90/月(300 クレジット)の 1 契約で両モデルを切り替えて使え、買い切りパックは $9.90/80 クレジットから、有効期限なしで購入できます。